ウーバーイーツやデリバリーを始めてみたけど「全然注文が来ない。」
こんな悩みを抱えているオーナーさんが多いかと思います。
この記事を書いているのはゆう。
そんな飲食店店主さんにお答えします!
東京都内で24席の飲食店を経営しているテンシュです。
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小さなお店ですが、1ヶ月のウーバーイーツの売上が75万円を超えました。
ウーバーイーツの売上を伸ばすために何をやれば良いのか。
その対策方法を詳しくご紹介いたします。
Contents
デリバリーの売上が伸びない理由
先ずはデリバリーの売上が伸びない理由です。
・そもそもが注文されない
・注文が少ない
・リピーターがつかない
そもそも注文されない
デリバリー需要の増加で飲食店だけでなくゴーストレストランのような実店舗を持たない業態も参入して提供側は乱立状態。
さらにコンビニやスーパーのお弁当屋お惣菜もライバルになるため、やっとの思いでウーバーイーツに登録しても注文がなかなか入らないというのが現状です。
注文が少ない
やっと注文が来ても、お弁当1個、パスタ1皿、ハンバーガー1個だけ、なんてことも結構あります。
リピーターがつかない
デリバリーは顔の見えないお客さんに販売するためファン作りが難しいです。
直接会話ができないので、味、ボリューム、包装がリピート作りの大きなポイントになります。
デリバリーの売上を伸ばす方法
それでは、ウーバーイーツの売上を伸ばすためにどんな対策をしていけばよいかを紹介します。
地元の人に知ってもらう
ウーバーイーツやデリバリーをやっていることが知られていなければ注文は来ません。
近隣にお住まいの方にチラシなどで知ってもらうことが重要です。
ポスティングをする
ウーバーイーツ宅配範囲内の住宅、オフィスのポストにデリバリーチラシを投函する。
自分やお店のスタッフとやるのも良いのですが、有料のポスティング業者を利用すればより確実に、そして早く効果が見込まれます。
新聞広告
デリバリーのターゲットが高齢の方が含まれていれば新聞広告も効果があります。
初めてポスティングチラシや新聞広告を作るのはなかなか難しいと思います。
必ず入れなくてはいけない項目や目を引くタイトルの付け方、紙のサイズもそれぞれ違うので、慣れている人に依頼して作ってもらうのも一つの方法です。
自分の条件にあった方を探して依頼することができる「ココナラ」を使うのがおすすめです。
ネットで検索してもらう
当然のことですが、ウーバーイーツアプリ内で自分のお店が観られないと注文はもらえません。
ウーバー登録店舗数は毎月増え続けているので、アプリ内で上位に表示されることがとても重要です。検索されない、つまり埋もれてしまっていることが売上が上がらない原因と言えます。
ではどうすれば上位に表記されるのか?
それはウーバーイーツの評価基準を上げ上位に上げてもらうということになります。
ウーバーイーツの評価基準とは?
どうやればウーバーイーツの検索上位になれるのか?
これをやれば良いという正確な情報は発表されていませんが、自分の経験や他店のお話を検証すると、次のような内容になります。
運営者のウーバーイーツは登録店舗の売上の35%をマージン(手数料)としてもらい、その中から配達パートナーに報酬を出すというシステムです。
運営者側からすれば、出前館やmenu、宅配ピザ、ファミレスの宅配などライバルも多いですから、より売り上げる店舗を紹介してマージンを頂きたいというのが本音だと思われます。
ですので評価基準を作り、それをクリアしている店舗を優先に紹介してくれます。
ウーバーイーツの評価基準
- 営業時間を長くして、突然お休みしたりしない
- メニュー数を増やす
- 商品に写真と商品紹介を入れる
- 提供時間を早くする
1 営業時間は長く
営業時間は短いより長いほうが運営側に紹介してもらえます。
たまにしか営業していないお店より、いつでも開いているお店の方が紹介しやすいですからね。
さらに、21時以降営業しているお店が少ないため、遅い時間は註文されやすいです。
自分が設定した営業時間をしっかり守って営業する。
突然休んだり、途中で営業をやめたりするとウーバーからの評価が悪くなるので注意が必要です。
2 メニュー数を増やす
メニュー数が多ければ、たくさん注文をもらい売上が上がる可能性が高くなります。15品以上のメニューが掲載してあると強いと言われます。
メニュー数を増やす方法として、お弁当や、パスタ、ラーメンなどの主要品にサイドメニューを増やすことがおすすめです。
業態にこだわらず自由な発想でサイドメニューをどんどん取り入れてみましょう。
ラーメン屋でポテトフライ、寿司屋でうどん、居酒屋でデザート。
何を販売しても良いのですから、楽しみながらメニューを作れると苦になりません。
商品に写真と説明文を入れる
商品名だけでは美味しさも売りも伝わりません。
美味しそうな写真と商品説明は全てのメニューに付けましょう。
特に他店との違いがわかるとさらに良いです。
料理の説明文のポイントは、使用している食材を記入すること。
商品を選ぶお客さんからするば、アレルギーや嫌いな食材、好きな食材を知ることができるので注文しやすくなります。
文章を書くのが苦手であれば、食材だけ箇条書きするだけで良いと思います。
提供時間を早くする
提供時間が遅いと、お客さんの注文が受けづらくなるだけでなく、満足度も下がります。
僕のお店では最初提供時間を30分設定していましたが、お客さんの口コミで星1つの評価をされてしまいました。
同じ商品でも10分で提供したら星5個の評価。
提供時間を早くすることでお客さんの信頼度が増し、リピートにも繋がります。。
リピート対策をする
小さなお店がデリバリーの売上を伸ばす最大のポイントはリピート対策です。
実店舗同様、デリバリーでも、新規客の獲得よりもリピート対策に力を入れていくことが大切です。
いろいろなお店からデリバリーを注文して調べてみたのですが、リピート対策をやっている店舗はあまりありません。あったとしてもショップカードが入っているくらい。
たまに「ご注文ありがとうございました。」などの手書きのメッセージが入っているだけでも良いイメージになります。
リピート対策のやり方
・感謝状を入れる(一言メッセージだけでも)
・手作り新聞を作り、こだわりやお店のことを知ってもらう
凝ったデザインなどは必要ありません。
手書きの温かみのあるメッセージがあれば見えないお客さんの心に届くはずです。
行ったことはないけど、「なんかいい店だったなー」と心に残っていただければ、リピートだけでなく、来店にも繋がるかもしれません。
まとめ
既存する居酒屋やレストランがウーバーイーツに登録したら先ずやることを解説させていただきました。
まずはウーバーイーツの評価基準4つをクリアして、ウーバーイーツからの評価を良くしましょう。
そうすると表示されやすくなり、結果として注文数アップに繋がります。
さらに、デリバリーも実店舗と同じリピート対策がとても重要です。
一度利用してくれたお客さんは(満足していただければ)、安心して次の注文もしてくれます。
そのためにも、感謝の言葉やメッセージを一言でも書いて袋に同封しておきましょう。
大企業は宣伝費に多額のお金を投入できますが、小さなお店では広告費にお金をあまり使えません。
こうした小さな積み重ねが大きな成功へと導きます。