こんにちは!
小さな飲食店を経営しながら売上が2倍になるブログを書いているテンシュです。
「チラシを出してお客さんを呼び込みたい」
だけど・・・
チラシって、何を書けばいいの?
「書いたことが無いのでチラシの作り方がわからない。」
「専門的な作成ソフトが必要なの?」
こんな疑問やお悩みをお持ちの飲食店経営者さんが多いんではないでしょうか。
実は、チラシってテンプレートを知っていると簡単に作れるんですよ。
難しいソフトを使ったり専門の知識もいらないんです。
この記事を書いているのはユウジ。
都内で小さな飲食店を10年経営しています。
過去にチラシセミナーに通ったり、教材を購入して勉強しました。
最初はパソコンでチラシを作成していましたが反応が無く、手書きチラシに変更した所、1枚のチラシで10万円、20万円と売上を作ることができました。
チラシを作り続けてわかったことは、小さなお店には手書きチラシが非常に有効ということ。(後で解説します)
この記事を見るとこんなことがわかります。
・小さなお店には手書きのポスティングチラシが有効な理由
・今スグ書けるチラシの書き方(テンプレートあり)
・できたチラシをどこに撒くか
最後まで見ていただけると、初めての方でも反応の取れるチラシを作ることが出来るようになります。
Contents
飲食店のチラシ
飲食店が出すのチラシを大きく分けると
新聞折込とポスティングの2つがあります。
それぞれの特徴がわかると、どちらにチラシを入れれば良いのかがわかると思います!
新聞折込チラシ
どんな人が新聞を観てるのか?
毎朝、家に配達される新聞の購読者が観る。
新聞購読者は高年齢層や会社経営者など社会的信頼度が高い人が多いと言われています。
ということはそのような人をターゲットにした広告が効果があります。
どのように配ってもらうのか?
新聞に入れるチラシは配りたいエリアの新聞配達店に持ち込んで入れてもらいます。
配達エリアや購読者数は新聞や配達店で異なるため事前に調査する必要があります。
配達店に出向くと担当の人が教えてくれるので直接訪問してみましょう。
料金は配達店によって異なりますが、それほど高額ではありません。
「新聞購読してくれれば、ただでチラシ折り込みますよ!」
なんてこともよくあります。
近年はインターネットに押され、新聞購読者が年々減っているため、チラシの効果も低くなっているようです。
ポスティングチラシ
ポスティングは、自分、または業者に頼んでポストにチラシを投函します。
ポスティングチラシの良いところ
- チラシがあれば、今すぐに配布できる
- スピーディーで効果的
- 狙った地域に直接訴求できる
- 手軽
- 自分でポスティングすれば0円
業者に頼むか自分で配るか
ポスティングチラシは専門業者に配ってもらうのと、自分でポストに投函する2種類のやり方があります。
専門業者に依頼する場合は新聞折り込み同様事前の打ち合わせが必要です。
自分で投函する場合は、チラシがあれば、今日からでも配布できます。
配布エリア、配布日時も自分で決められ、コストも0円。
自分で撒けばコストがかからない。
僕らのような小さなお店にはポスティングが最適ですね!
良い所ばかりではないんでしょ?
ポスティングチラシのデメリット
クレームが起こる場合がある
自分でチラシをポストに投函すると、「チラシ入れないで!」と注意されることがあります。
こればかりは仕方がないことなので、次からそこには投函を止めればいいだけです。
注意されると精神的に辛いですが、逆に「何のチラシなの?」と興味深く聴かれることもあります。
喜ばれている場合もあるので、くじけず続けましょう。
ポスティング業者は投函NGリストを持っているのでクレームが比較的少ないです。
チラシがすぐに捨てられてしまう
マンションなどの集合住宅の場合、新聞折り込みチラシは郵便ポストから部屋までたどり着き、いるかいらないか判別される確率が高いのですが、ポスティングチラシはポストから取り出された瞬間に捨てられてしまうことがほとんどです。
せっかく作ったチラシがスグに捨てられちゃうのかー(汗)
捨てられないチラシ
ポスティングも新聞折込チラシもすぐに捨てられないためには、見た瞬間にその人の心に届く必要があります。
パソコンで作った見栄えの良いきれいなチラシは大手企業が沢山入れているために埋もれてしまいがちです。
しかし手書きのチラシは大手がやってない上に、人の温かみが感じられ、「うん・・・何が書いてあるのかな?」とパッと見てもらえる確率が高いです。
下の写真2枚は以前作ったチラシです。
左が手書き、右がパソコンで作りました。
右側の方が美味しそうな写真があってきれいですねー
パソコンの方はきれいで読みやすいと思うのですが、一方手書きはなんとも適当に書いたような雰囲気です。
しかし、圧倒的に反応があったのは左の手書きチラシでした。
パッと見、きれいなチラシ。
でもポストに入っている他のチラシ、大手企業のチラシは本当にキレイですよね。
なので埋もれて目立たないんです。
では、大手企業が手書きのチラシを作るか?と言えば、作らないですよね。
ほぼ見たことが無いです。
手書きのチラシは大手企業のキレイなチラシに対抗できる強力な武器なんです!
チラシの書き方 チラシテンプレート
それではチラシの書き方をご説明いたします。
手書きでも、パソコンで作ってもどちらでも良いと思います。
まずは作ってみることが大切です。
テンプレートをご用意したので、あなたのお店の内容に当てはめてチラシを作ってみて下さい。
チラシに書く必須項目は以下の通りです。
- ターゲット(誰に)
- キャッチコピー(何を伝えるのか)
- 説明文(詳細)
- メリット
- クーポンや特典
- 有効期限
- お店の基本情報
- 地図
それでは1つ1つ詳しくご説明いたします。
「誰に何を伝えるか」が最重要ポイント!
チラシ作りで最も重要なのはターゲットとキャッチフレーズ。
この2つがチラシが見られるか捨てられるかが決まると行っても過言ではありません。
言い換えればこの2つさえしっかり出来ていればチラシでお客さんを呼べます。
ターゲット
反応のないチラシの原因の殆どが「誰に伝えたいのか」がハッキリしていません。
チラシを見てもらいたいという思いから、沢山の人をターゲットにしてしまいがちですが、伝えるターゲットは、たくさんの人より限られた1人に絞り込むのがポイントです。
チラシのターゲットが1人だと、1人しかお店に来ないんじゃないの?
”3丁目の高橋さん”
例えば3丁目(お店から10分の場所)の高橋さんがターゲットだとします。
高橋さんは40代前半の専業主婦で通常は、家事が終わった15時位に手が空きます。
つまり、高橋さんをターゲットにするということは、
「お店から10分圏内の40代前半の女性で、夕方お店に来れる人」がターゲットになるんです。
この高橋さんに「お店に来るとこんなに良い事があるんですよ!」とメリットを伝えるんです。
さらに「他のお店とはここが違うんです!」ということも伝えるとより強力です。
チラシは広告ではなく手紙と考えて、読んでくれる人を想い感情を伝えましょう。
キャッチコピー
何を売るかを決める。
お店の売りの商品、期間限定割引商品、旬の商品、イベントなど
売りたい商品やイベントなどを短い文章で的確に書く
キャッチコピーと言うと難しそうですが、チラシの場合単に金額を書くだけでも良いので難しく考えず「何でお客さんを呼び込むか?」を明確に示すことが大切です。
例)「1,500円→980円」、「全品20%OFF」、「期間限定〇〇無料」「1個購入すると2個目半額」など
ターゲットとキャッチコピーの2つが、読まれるか、捨てられるかの大半を占めます。
できたキャッチコピーは文字のフォントや大きさ、色を目立たせて1番目立たせることが重要です。
文字、大きさ、色
文字、大きさ、色に変化をつけ、1秒でこの項目が目につくように目立たせましょう!
特典を付ける
チラシを見てもらうことに成功したら、次はお店に来てもらうこと
「100円引き」「20%オフ券」「〇〇1個サービス」など、お得感を出してお客さんを呼び込みます。
ここで大切なことは必ず期間を設けることです。
「6月6日まで」、「3日、4日の2日間限定」という風に見てくれた人が行動を起こすように尻に火を付けます。
ターゲット、キャッチコピー、特典がチラシの3本柱。
この3項目をトライ・アンド・エラーを重ね、改良していく事が成功のポイントです!
お店の基本情報を記載する
店名 住所 電話番号 地図
ターゲット、キャッチコピー、特典ができたら、あとは必要事項を書くだけです。
店名、住所、電話番号、そして忘れがちなのが地図。
仮に何十年も同じ場所でお店をやっていたとしても、チラシを手に取った人は全員あなたのお店を知らないと想定しておきましょう。
各項目の配置
チラシに書く必須項目が決まったら次に配置を決めます。
1番重要なのは「タイトル」と「キャッチコピー」の場所です。
文章が横書きの場合、左上か真ん中がベストです。
左上は文字を読み始める場所なので一般的に1番先に目が行きます。
ラーメン屋さんの券売機で1番売りたい商品を左上にしておくのはこのことが理由です。
真ん中に配置する理由は、中心なので目立つから。
説明文とメリットはタイトル、キャッチコピーの下に配置します。
おそらくこの項目が1番長文になると思います。
チラシ作成仕上げのポイント
手書きチラシをオススメしている僕ですが、実は字が上手くないんです(泣)
字を書くのが苦手な場合は得意な人に頼んじゃいましょう!
原稿ができたらココナラのサイトで好みのデザインを書いてくれそうな人を探し依頼します。
ココナラはチラシデザインだけでなく名刺やショップカードのデザイン、ロゴ、地図の作成などお店に必要なあらゆることを低額で依頼できます。
ココナラは仕事の依頼も良心的な値段なんで安心ですね!
チラシを撒く場所
チラシはお店から近い所に撒くのが鉄則です。
近場から離れたところへ順々に撒きます。
駅から近いお店は駅と反対側の地域に撒くと効果が出やすいです。
何度かポスティングをすると反応のあるエリアが出てくるので、今度はその近辺に徹底的に撒いていきます。
自分で撒いていく場合はどの地域から反応が合ったかがわかりやすいのですが、業者に大量に頼むとどの地域から来てくれたのかがわかりません。
どの地域から来てくれたかをきちんとデータに残したい場合はクーポン券を付けて住所を記入してもらうと良いです。個人情報を知られたくない人も多いので「〇〇市〇〇町○丁目」程度にしておきましょう。
駅から遠い場所のお店はどの辺にポスティングすれば良いのかな-?
ウチは車で来るお客さんばかりなんですけど・・・
交通手段が車の地域の場合は、お店から30分圏内の場所が当該地域と思って良いと思います。
自分でポスティングするのが大変な地域の場合は前述した新聞折り込みで行きましょう!
チラシの内容は同じでOKです!
大量に印刷する場合の対処法
自分で印刷する
ある程度反応の取れるチラシができたらいよいよ本格的にチラシを撒きます。
マンションなどの集合住宅が多い地域では100枚、200枚はあっという間にポスティングできます。
そうなると次の悩みは印刷。
家庭用インクジェットプリンターで100枚、200枚と印刷しているとインク代はもちろん時間も結構かかります。そのうえ、大量印刷が苦手なので故障する危険性もあり注意が必要です。
僕の場合、安価のプリンターを互換インクを使って大量に印刷してます。
自分で大量印刷、おすすめプリンターはコレ!
印刷の綺麗さ、スピード、耐久性の3つを考慮するとブラザーJシリーズプリンターがおすすめです。特に印刷スピードが秀逸で互換インクでもきれいに印刷できます。
印刷会社に印刷してもらう
印刷枚数が200枚を越える場合は専門の業者に委託するほうが時間とコストが削減できます。
そんなときはネット印刷がおすすめ。
印刷の綺麗さ、価格、発注画面の使いやすさで、プリントパックがおすすめ。
発送の期間で料金が変わるので余裕を持って発注するとより安くあがります。
まとめ
チラシの目的は見栄えを良くすることではなくあなたの気持ちを伝える手紙です。
「物を売ろう」、「店に来てほしい」という気持ちが全面に出すぎると広告としてしか思われずスグに捨てられてしまいます。
売らないチラシが売上アップにつながる
反応の取れるチラシが作れるようになるには、まずは作ってみることが1番重要です。
そして反応を見て修正し、また撒く。
これを繰り返して、反応が出てきたら業者に委託するのがベストです。
この繰り返しが成功への道です。
先ずはやってみる→反応を見る→修正→反応を見る→修正
この繰り返しが成功への道