こんにちは! 繁盛飲食店ブログを書いているテンシュ(▶プロフィールはこちら)です。
自身も飲食店を経営しながら繁盛店になるための情報を発信しております。
お店を経営していてこんなこと思ったことありませんか?
「おいしいかったよ」と言って帰っていったのに次の来店がない
なんでだろう?
もし本当においしかったのなら再来店してくれそうですが、なかなかそうならないことが多いですよね。
いろんな理由があるとは思いますがその大きな理由の1つは
・お店を忘れられてしまった
・お店に行く理由がない
ということが考えられます。
お客さんは、どんなにおいしいと思っても、「もっと美味しい店があるんじゃないか?」と新しいお店を探したがるものです。そうしている間にあなたのお店を忘れていってしまうのです。
逆を言えば
・お店を思い出してもらう
・行きたいと思ってもらう
それができればお客様が再来店してくれるということになりますよね。
今回は、お客様に再び来店してもらうために、お店を思い出してもらうために、店側は何をすればよいのかを解説いたします。
新規のお客様は来ているが、2度目以降の来店が少ない飲食店さん
Contents
売上の80%を20%のリピーターが生み出している
マーケティングの世界ではこんな言葉があります。
売上の80%を20%のリピーターが生み出している
つまり、お店の売上の80%は常連さんやリピーターのお客様が支払ってくれていて、でも、そういったお客様はお客様全体の20%しかいないんですよ、ということです。
飲食店を長く営業していくためには多くのリピーター(お店を何度も利用してくれる優良顧客)を確保することがとても大切になります。
この事実を理解してから私のお店が変わりました
私は以前、売上を上げたいばかりに、新規のお客様を呼ぶことに躍起になって、この再来店対策をおろそかにしていました。
お店の経営が順調に行きだしたのは再来店対策を施しお客様の囲い込みに成功したからです。
ではその再来店の対策にはどんなものがあるのかをご紹介します。
再来店対策は、今来店されているお客様にアプローチすることから始まる
再来店対策は今来店されているお客様にアプローチすることから始まります。
今来店しているお客様に次回の来店時に使えるサービス券をお渡ししたり、リスト(個人情報)をもらって後日宣伝を流すというやり方です。
具体的には
・割引券やクーポン券をお渡しする
・ポイントカードをお渡しする
・お礼状を送る
・ダイレクトメールを送る
・メルマガやLINEに登録してもらう
それでは1つ1つ解説いたします。
割引券やクーポン券をお渡しする
来店してくれたお客様に次回使える券をお渡しします。
割引券
「次回来店時にお会計から〇〇円引き」や、「〇〇%OFF」といった割引券をお渡しします。
割引券の理想のサイズは1,000円札と同じくらいの大きさで、少し厚めの紙で作ると高級感が出て捨てられる確率が減ります。
クーポン券
クーポン券は、「餃子一皿」、「マルゲリータピザ1枚」、「生ビール1杯」などの無料引換券をお渡しします。
安いイメージのある商品ではクーポン券の戻りが悪いのと、クーポン券は大手が非常に力を入れているため個人店にはあまりおすすめできません。
マクドナルドやコンビニと真っ向勝負しても勝ち目がありませんからね。
ポイントカードをお渡しする
ポイントカード(スタンプカード)は高級店や大衆店、ジャンルを問わず効果が出やすい手法です。
ポイント2個でトッピングの煮玉子1つ、3個で替え玉1人前、6個でラーメン1杯プレゼントというふうに階段式のポイントカードが特におすすめです。
ポイントカードはポイントをもらったらすぐに商品がプレゼントされるのがベスト。
2個か3個で商品がもらえないと、先が長いと思われポイントカードを捨てられてしまいます。
こちらの記事ではポイント(スタンプ)カードの作り方を紹介しています。
お礼状を送る
感謝状は高級店向けの手法で、料亭や旅館などは非常に効果的な手法です。
今やっているお店が少ないのでなおさらお客様の印象に残り再来店の確率が高まります。
やり方は、来店してくださったお客様の名前と住所をうかがい、後日ご来店のお礼状を送ります。
一通一通手書きでかければ良いのですが、難しい場合は手書きの文章をコピーしておいて、後で名前だけ書けばすぐ出せるようにしておくと便利です。
純粋にお礼の気持だけを伝えて、忘れられないようにすることが目的です。
できればその後に何通か手紙を出し、3回目くらいにセールスの手紙を送るのがベストです。
ダイレクトメールを送る
お客様の来店時に住所を教えてもらい、数日後に手紙やチラシを送ります。
高単価の業態向けの手法になります。
住所を教えてもらう方法
直接聞いても良いですし、アンケートをお渡ししてそこに住所と名前を記入してもらうというやり方もあります。
ダイレクトメールとは
ダイレクトメールは来店時に教えていただいたお客様のご住所宛に手紙や封筒でメッセージを送る手法です。
手紙は大衆向けの業態向きで、ご挨拶や近況報告、季節のオススメなどの情報をお知らせし、プレゼントなどの特典をつけたり、割引券をつけたりして再来店を促します。
封筒で送るダイレクトメールは数枚の紙に書いて送れるので情報をたくさん盛り込めます。
コース料理の内容のお知らせに1番適した手法と言えます。
メルマガやLINEに登録してもらう
続いてインターネットを使った再来店対策です。
メルマガ
メルマガ(メールマガジン)は教えてもらったり、登録してもらったメールアドレス宛にメッセージを送る手法です。
多くの文字情報を送れるため、イベント、おすすめ料理、コース料理の内容などあらゆる情報を発信できます。
メルマガを配信するにはメルマガ配信スタンドに登録して、そのシステムを利用してメールを流します。
メルマガ配信スタンドは無料、有料と両方ありますよ
有料と言っても月額数千円程度なのでそこまで高いわけではありません。
ライン公式アカウント
今急激に利用店舗が増えているのが LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは通常のLINEとは異なり、お友達になってくれた人にクーポンや新サービス、お得な情報などを一斉に配信できるサービスです。
メールの場合は迷惑メールにカウントされてしまったり、他のメールに埋もれてしまうことが多いですが、LINE公式アカウントは、ブロックされない限り100%友だちにメッセージを届けることができるという利点があります。
さらに、料金が手頃で費用対効果はどの手法よりもはるかに高いのではないでしょうか。
詳しい料金はLINEのホームページを参照ください。
LINE公式アカウントは再来店を促すのに最も優れたツールといえますね
再来店対策のポイントは1つでも多くのリスト取ること
どの再来店対策も1番大切なことは1つでも多くのリストを取ることです。
ポイントカードなどは配った枚数の数が重要。
リストやカードを配った枚数が多ければ多いほど再来店数も増えていきます。
個人情報を提示したり、メルマガやLINEに登録することに抵抗がある人が多いので、それらと引き換えに特別なプレゼントやサービスがもらえるとなると多くのリストが取れますよ。