こんにちは!飲食店売上倍増ブログのテンシュです。
飲食店の人手不足が年々深刻化しています。
全国で約8割の飲食店が人手不足といわれ、営業日や規模の縮小、さらには廃業せざるをえない店舗まで出てきています。
人手不足の最も大きな原因は日本の人口が減っていること。
それに加えて、飲食業のイメージの悪さ(キツイ、汚い、危険など)もその原因の一つと言えます。
人口減少や業界のイメージというのは個人1人の力では変えていくことができません。
今後大切になっていくことは、人手不足を想定した営業スタイルを確立し時代に沿った経営をしていくこと、になるかと思います。
具体的には
・働く環境を整え、人材流出を防ぐ
・少人数でも営業できる体制を構築する
・お店に適した求人方法をする
こういった人口減少時代に合わせた経営スタイルを築いていくことが、飲食店の人手不足問題解決の一つの手段になると思いますので詳しく解説いたします。
- 人手不足でやりたい営業がしっかりとできていない
- 求人の募集を出してもなかなか応募がこない
- スタッフが辞めないお店作りができる
- 少人数でも営業できる仕組みが作れる
- あなたのお店にあった求人広告の出し方がわかる
多くの飲食店が悩んでいる人手不足の解決方法について解説します。
Contents
人手不足によって起こる問題
人手不足の状態で営業を続けていると危険です!
従業員が不足していると、店舗オーナーが本来やりたいサービスができません。
それだけでなくサービスが行き届かないことで顧客満足度が低下し、クレームや悪い口コミが増えてしまうといったことも起きてきます。
人手不足の状態で営業を続けているとどんな問題が出てくるのか。
顧客満足度が低下し、クレームや悪い口コミが増えてしまう
人手不足で起こる事例として次のようなことがあります。
・お客さんが入ってきても案内できない。
・お客さんがメニューを注文できない。
・ファーストドリンクがなかなか提供できない
・料理の提供に時間がかかってしまう
・お会計で待たせてしまう
これらのことが理由で利用してくれたお客さんを怒らせてしまい、お叱りを受けたり、後日、低評価の口コミをかかれてしまったりしてしまいます。低評価の口コミが増えてしまうと新規のお客さんが減り、売上も下がっていってしまいます。
従業員が辞めてしまう
人手不足により従業員1人の仕事量は増えます。
仕事量が増え疲弊してしまう上、お客様のクレーム対応などで精神的にもきつくなってきてしまう。
そうしたことが原因で従業員が辞職してしまえば、お店を運営し続けることは難しくなります。
求人広告を出すにしても多額のお金がかかり、その割には応募がほとんど来ない。さらに求人費用を上乗せすれば経営を圧迫していきます。
働く環境を整え、人材流出を防ぐ
日本の人口減少は今後も続いていくため、働き手不足の問題は避けることができず、向き合っていかなければならない問題です。
募集をかけてもなかなか応募が来ない。
その様な状況下では今在籍してくれている従業員の離職を防ぐことが大切になっていきます。
飲食店で働くメリットを感じてもらう
従業員に長く仕事を続けてもらうには、時給や給料など金銭面を充実させることが重要ですが、支払える給料には限界があります。
そうなると、大切な事はお金の面以外でお店で働くメリットを感じてもらうこと。
お金だけじゃない。
働くとこんな良いことがあるよ!
・おいしい賄いがある
・働く時間の融通が効く
・同世代の仲間ができる
・日払い可能
・人との出会いがある
従業員にお金だけ与えていれば良いとなると、もっと給料の高い職場に転職してしまう可能性があります。
お金だけではない働くメリットを与えてあげられることが大切です。
少人数でも営業できる体制の構築の仕方
少ない人数で営業することを前提にオペレーションを見直します。
・メニューを絞り作業効率をよくする
・営業時間を縮小する
・POSレジなどのオーダーシステムを導入する
メニューを絞り作業効率をよくする
メニュー数が多く選択肢が豊富であればあるほど、お客さんの満足度が上がっていくとは限りません。
なぜならメニュー数が多いと料理の提供に時間がかかるからです。
オーダーが入ってから冷蔵庫や冷凍庫から必要な食材を探し、解凍して調理や盛り付けをする。
扱う食材が多いと食材を取り出すだけでも時間がかかります。
メニューを絞ることで料理の提供時間を早めることができる
・扱う食材が減り冷蔵庫の出し入れが早くなる
・出る料理がある程度予測できるので準備ができる
料理の提供が早いと、追加注文をもらいやすくなり、回転率が上がり、売上アップに繋がります。
営業時間を縮小する
従業員が不足していればその分1人の人の労働時間が増えていきます。
統計を取って、暇な曜日や時間は店を閉めて、手が空いた時間は利益を増やすために有効活用します。
手が空いた時間にやってみたいこと
・ポップを作ったり店前の看板を書くなどの販促の時間に使う
・SNSで情報発信する
営業時間を縮する場合は、以前よりもお客さんがたくさん来るように準備をしておくことが大切になります。
営業時間が短くなれば人も少なく手済みますし、暇な時間帯が減れば利益が上がっていきます。
いつでも開いているお店にしないことも大切ですね!
POSレジなどのオーダーシステムを導入する
大手の飲食店業界では当たり前のように導入されているオーダーシステム。
お客さんが店員を呼ばずにテーブルで注文できるシステムです。
小さな店舗でも、人1人、2人分働いてくれます。
しかしながら導入費用が非常に高価なため個人店にとっては手が出しづらい設備ですが、助成金の対象となる場合が多いです。
お店に適した求人方法
求人情報を出す場合はお店の業態や立地に合った方法で行うと無駄な投資を避けられます。
求人媒体の掲載料はかなり高額ですので、まずは自分でできる求人広告を作り、その後に求人媒体の掲載を検討する流れがおすすめです。
自分でできる求人方法
・身内や従業員の知り合いに声をかける
・snsで発信する
・納品業者さんに「誰かいないか」と声をかけておく
・店内(トイレなど)に求人ポスターを貼っておく
・店前に人通りが多い店舗 ➔ 店頭ポスター
・住宅街にある店舗 ➔ ポスティングチラシ
まとめ
今後も日本の人口減少は進むため、少人数で営業できる体制を作っていくことが重要になります。
どうしても人手が足りず求人を出す場合は、まずは自分でできる求人方法をやってみて、それでだめなら求人媒体に掲載するという方法をおすすめしました。