繁盛店視察

一人焼肉 焼肉ライクメニューの秘密

テンシュ

こんにちは!テンシュです。
今日は今急成長している焼肉ライクさんに行ってきました。

急成長している業態に行くと今の世の中が見えてきます。
なぜ焼肉ライクさんが今伸びているのか?
実際に店舗に行ってその秘密を探ってきました。

一人焼肉を体験! 食レポ編

今回訪れた店舗は都内の雑居ビル2階の店舗。
以前は牛カツのチェーン店が入居していました。

店舗に入るとカウンター風の席に案内されます。

テーブルには1人1台の無煙ロースターが用意されていて、両脇が簡易的ですが仕切られています。
手前はトレイをそのままセットできるように溝が掘ってあります。

注文はタッチパネル方式。

カルビ、ハラミ、みすじ、牛タン、牛ホルモンなど。
メニュー構成は米国産牛肉主体で豚、和牛が少し。

店舗によって、メニュー内容やシステムが異なるそうなのでご注意ください。


今回は

匠カルビ&ハラミセット(200g 1200円)

を注文。

待つこと約2分

パネルが「出来上がり」を知らせてくれます。
席番号のカードを持って、カウンターまでお肉のお盆を取りに行きます。

テンシュ

徹底したセルフシステム。
注文から提供まで定員さんとの接触は無し

テーブルの溝にお盆を入れ、「さぁ、焼くぞ!」

ロースターのボタンは3つのみ。
わかりやすい!

お箸やおしぼりは座席の引き出しに入っています。

驚いたのは火力の強さ。
小さいコンロなのにパワフルです。
煙の吸引力も良く食べ終わっても服に匂いが付きません。

タレもいろんな味が用意されてます。

カルビは少し硬めですが、値段を考えれば全く問題なし!
タレは甘すぎず、個性はありませんが美味しかったです。
そしてボリューム。
200gあれば男性でも満足です。

テンシュ

この価格とクオリティであればリピーターも増えるでしょうね!

焼肉ライク 戦略編

それでは大都市圏を中心に急成長している焼肉ライクさんの戦略を考察してみます。

ターゲットがしっかりと決まっている

ターゲットは一人客。

一人でも気楽に入れるサービスに徹底している。

テンシュ

ファーストフード焼肉という新たなジャンルを作り上げたところが斬新ですね!

急成長している会社は新たなジャンルを作り上げていることが特徴的です。

近年では
トマトラーメンー「太陽のトマト麺」
立喰い業態ー「俺のフレンチ」、「いきなりステーキ」
牛カツー「京都勝牛」

などが新たなジャンルを作り上げました。

ターゲットに適した店作り

一人客がターゲットのため、カウンター席を増やしパーティションで仕切られています。
結果的にこれが2020年、21年の新型コロナウィルス感染対策と上手くマッチしたと言えます。

メニューも徹底した一人客向け。
肉は量を100gからカスタマイズできます。

サイドメニューもちょい足しカレー、ミニチョレギサラダ、ミニビビンバなど一人客用に徹底。
メニューは店舗により、多少異なります。

店の立地や客層によってメニュー構成を変えている。

特にTKG「卵かけご飯セット」などは他の焼肉店ではあまりお目にかかれません。

低価格商品+低価格オプション

商品の価格は安いですが、オプションを追加すればそれなりの価格になります。
低価格を売りに来店してもらいオプションで利益を取ることもできます。

網交換 30円

これを見て思ったのは、

自分のお店もオプションをもっと増やせるのではないか

ということ。

例えば

・パスタの値段を安くして粉チーズを有料にしてみる
・刺身の本わさびをオプションにする
・ラーメンに自家製ラー油をオプションにする
・つけ麺の汁が冷めないようにIHを有料で貸し出す

いろんなアイデアが出てくると思います。
「こんな事もできるんだ」、と常に頭に入れておくと新しいアイデアが出てきそうですね。

今までただが当たり前だったものを有料に変えてみる

無駄がない

お客さんが注文、配膳をすることで、従業員の負担を和らげ人件費を削減できます。
さらに、狭いスペースにお皿をたくさん置けるよう四角い皿を使っているのも凄いアイデアです。

一人が使うスペースを狭くできれば、店舗スペースも小さくできるので家賃が安く済むというメリットがあります。

まとめ

ターゲットをしっかり設定し、そのターゲットに響く商品だけを売る。
スペースの使い方やスタッフの作業に無駄がないシステムを作り上げたのでコストが安く済む。

何か参考にできそうなことがあれば嬉しいです!